当院の診療における基本方針、考え方です。

すべての医療行為にはストレスが伴う。

麻酔、手術などは想像つくと思いますが、注射、投薬、通院などでも動物にはストレスがかかります。ただ、診察や投薬をしなければ、診断、治療はできません。最小限のストレスで最大の効果が得られる方法を常に考えながら診療を行っています。

老い、病(やまい)、死 は避けられない。

「あたりまえだ!」と思われるかもしれませんが、ここをしっかり認識しておかないと過剰診療になりかねません。生き物としての自然の流れに逆らわない範囲で、診療行為を行なっていきたいと考えています。

確定診断、完治にはこだわらない。

病態によっては、仮診断、対症療法で十分目的が達せられることもあります。目指すところは、「苦痛なくおウチで過ごす時間を長くしてあげること。」です。

医療に正解はない。

もちろん「医学的に正解」はあります。ただそれがすべての動物に当てはまることはありません。動物の年齢、性格、病状、飼主さんのご希望、考え方を総合的に判断して、ベストな診療をしてあげたいと思っています。